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「システムトイレに変えたのに、うちの子が全然使ってくれない…」そんな経験はありませんか?トイレはお金をかけて買い替えたのに、猫がかたくなに入ってくれないと本当に困りますよね。
実はトイレ選びで大切なのは「飼い主が使いやすいか」だけでなく、猫自身の好みや習性に合っているかがもっとも重要なポイントです。この記事では、システムトイレと普通のトイレそれぞれの特徴と、猫のタイプ別の選び方をわかりやすく解説します。
この記事でわかること
- システムトイレと普通のトイレの構造・コストの違い
- 猫がトイレを嫌がる原因と対処法
- 猫のタイプ別(砂感・サイズ・臭い敏感度)おすすめの選び方
- 老猫・多頭飼いなど特殊ケースへの対応方法
🏆 結論:「猫の砂感こだわり」で選択肢が決まる!
砂をしっかり掘りたいタイプの猫には普通のトイレ(砂たっぷり型)が向いています。一方、臭いが気になる飼い主さんやズボラさんにはシステムトイレが強い味方。どちらが「正解」ではなく、猫の反応を見ながら選ぶのがベストです。まずは現在の猫ちゃんのトイレ行動のクセを確認してみましょう。
システムトイレと普通のトイレ、何が違うの?

まず両者の構造の違いを整理しましょう。違いを知ることで「うちの子にはどちらが合いそうか」がイメージしやすくなります。
普通のトイレ(オープン・ドーム型)
猫砂をたっぷり敷いて使うタイプです。猫が砂を掘り、排泄物を砂で覆う、という本来の習性を存分に発揮できます。シンプルな構造なので価格が安く(500円〜3,000円程度)、砂の種類も自由に選べます。
デメリットは、毎日スコップでうんちを取り除き、定期的に全部の砂を交換する手間がかかること。砂が外に飛び散りやすい点も気になります。
システムトイレ(二層構造タイプ)
上段の専用チップ(ペレット状)でおしっこを下段のシートに通過させる二層構造が特徴です。代表的な商品にはユニ・チャームの「デオトイレ」、花王の「ニャンとも清潔トイレ」などがあります。
おしっこはシートが吸収するため、1週間に1回のシート交換で済むのが最大の魅力。臭いを抑えやすく、掃除の手間を大幅に減らせます。ただし本体価格が3,000〜8,000円前後と高めで、専用チップとシートのランニングコストも継続してかかります。
コスト比較(月あたりの目安)
| 項目 | 普通のトイレ | システムトイレ |
|---|---|---|
| 本体価格 | 500〜3,000円 | 3,000〜8,000円 |
| 月間ランニングコスト | 砂代 800〜2,000円 | チップ+シート代 1,000〜2,500円 |
| 掃除頻度(うんち) | 1日1〜2回 | 1日1〜2回 |
| 掃除頻度(おしっこ処理) | 毎日〜1日おき | 週1回(シート交換) |
ランニングコストはほぼ同等ですが、掃除の手間はシステムトイレが圧倒的に少なくなります。とはいえ、コスト以上に「猫が快適に使えるか」が最優先です。
※価格は執筆時点の参考価格です。最新価格は各販売サイトでご確認ください。
猫がトイレを嫌がる本当の理由

「高いシステムトイレを買ったのに使ってくれない」という相談はとても多いです。猫がトイレを拒否する背景には、いくつかの原因が考えられます。
① 砂の感触が気に入らない
猫は足裏の感触にとても敏感です。もともと鉱物系の砂に慣れた猫は、システムトイレの硬いプラスチックチップを嫌がることがあります。逆にふわふわの紙砂が大好きな猫もいます。猫のトイレ砂徹底比較|鉱物系・紙系・おから系どれがいい?も参考にしながら、今使っている砂の種類を見直してみてください。
② トイレのサイズが小さすぎる
猫が快適に使えるトイレの目安は、体長(鼻先から尻尾の付け根)の1.5倍以上とされています。大型猫や体格のいい猫には特に重要なポイントです。市販のシステムトイレは標準サイズのものが多く、大柄な猫には窮屈に感じさせてしまう場合があります。
③ 臭いが残っている・清潔でない
猫は臭いに非常に敏感。「週1回シート交換でOK」とされるシステムトイレでも、多頭飼いや食事量が多い猫の場合は週2回以上の交換が必要なことも。掃除が足りていないと、猫がトイレを避けてしまいます。
④ 置き場所・フードが気になる
ドーム型でフード(ふた)付きのトイレは、臭いがこもりやすく、猫が圧迫感を感じて入りたがらないケースもあります。特に繊細な性格の猫や、新しい環境に慣れていない猫は要注意です。猫のストレスサイン10選|原因と解消グッズにもあるように、環境の変化に敏感な猫ちゃんへの配慮は大切です。
失敗談:いきなり全部変えてしまった…
以前、愛用していた砂もトイレ本体も一気にシステムトイレへ切り替えたところ、猫がトイレ以外の場所で粗相を繰り返すようになったという声がとても多いです。猫は変化をとても嫌います。トイレを変えるときは古いトイレを並べて置きながら徐々に移行する方法が失敗しにくいです。
猫のタイプ別:システムトイレ vs 普通のトイレ

猫の性格・行動パターン別に、どちらのトイレが向いているかを解説します。
砂をたくさん掘るタイプ → 普通のトイレ(砂たっぷり)が◎
排泄前後に砂を豪快に掘り続ける猫は、砂をたっぷり使える普通のトイレが向いています。深めのボックスに砂を5〜7cm程度入れると満足しやすいです。システムトイレのチップは量が限られるため、掘り足りずにストレスを感じることがあります。
あまり砂を掘らないタイプ → システムトイレで十分
排泄後にほとんど砂をいじらない猫は、システムトイレのチップでも問題なく使えることが多いです。掃除の手間が減る分、飼い主さんの負担が大きく下がります。
臭いに敏感なタイプ → システムトイレで臭い対策を
排泄後すぐトイレから出ていく、トイレ周辺を嫌がるそぶりを見せる猫は臭いに敏感な可能性があります。システムトイレはシートが素早くアンモニアを吸収するため、臭いが広がりにくくなります。
老猫・介護が必要な猫 → 入り口が低い普通のトイレ
足腰が弱くなった老猫には、またぎやすい入り口の低いトイレが必須です。システムトイレは二層構造のため本体が高くなりがちで、入り口をまたぐのが大変なこともあります。老猫の介護ガイド|寝たきり・認知症のケア方法と合わせて、シニア猫の環境づくりを考えてみてください。
多頭飼いの場合 → 台数で対応が基本
多頭飼いの場合は「猫の数+1個」のトイレを用意するのが理想とされています。システムトイレの場合、複数台を揃えるとコストが高くなる点に注意。普通のトイレを複数設置する方が初期費用を抑えられます。
迷ったときのトイレ切り替え手順
どちらのトイレを試してみるか決まったら、以下の順番で切り替えると猫のストレスを最小限にできます。
Step 1:新しいトイレを古いトイレの隣に置く
いきなり古いトイレを撤去しないこと。2つを並べて置き、猫が自分で新しいトイレを探索できる環境を作ります。期間の目安は1〜2週間です。
Step 2:古い砂を少量だけ新しいトイレに入れる
猫は自分の臭いが付いた砂を「安心できるトイレ」と認識します。古い砂をひとつかみ新しいトイレに混ぜておくと、移行がスムーズになります。
Step 3:古いトイレの掃除頻度を少しずつ下げる
新しいトイレを使い始めたら、古いトイレの掃除を意図的に減らしていきます。相対的に新しいトイレの方が清潔になるため、自然と新しいトイレを使うようになります。
Step 4:1ヶ月経っても使わないなら再検討
1ヶ月試しても新しいトイレを使ってくれない場合は、別の種類のトイレや砂を試す段階です。猫のこだわりは個体差が大きいので、焦らず根気よく向き合いましょう。
よくある質問
Q. システムトイレの専用チップは普通の砂に替えられる?
基本的にはできません。システムトイレは二層構造を活かした設計になっているため、普通の細かい砂を上段に入れると下層のシートに砂が落ちてしまい、機能しなくなります。ただし「システムトイレ対応」と書かれた崩れにくい固まる砂は一部使えるものもあるので、商品説明を確認してみてください。
Q. 猫が2匹いる場合、トイレは何個必要?
猫が2匹の場合は最低でも3個のトイレが推奨されます(猫の数+1個が目安)。1つのトイレを共有させようとすると、縄張り意識から片方が使わなくなったり、ストレスが溜まったりすることがあります。設置スペースが限られている場合でも、2個は必ず用意するようにしましょう。
Q. システムトイレは本当に臭わないの?
完全に無臭にはなりませんが、普通のトイレと比べると臭いを抑えやすいのは確かです。ただし、シートの交換をサボったり、チップが汚れたままになったりすると臭いは出ます。また、猫の体調によってはおしっこの量が増えることもあるため(腎臓病の初期サインの場合もあります)、臭いが急に強くなったときは健康面も確認してみてください。
まとめ:猫の好みを最優先に選ぼう
- 砂をたくさん掘るタイプの猫には、砂たっぷりの普通のトイレが向いている
- 掃除の手間を減らしたい・臭い対策重視なら、システムトイレが強い味方
- 老猫や足腰が弱い猫には、またぎやすい入り口の低いトイレを選ぶ
- 切り替えるときは「古いトイレと並べて置く」ことが失敗しないコツ
- 1ヶ月試して使わなければ、砂の種類やトイレのタイプを再検討する
トイレ選びに正解はありません。大切なのは、うちの子が毎日気持ちよく使えるかどうかです。まずは今の猫ちゃんの行動をよく観察して、「砂を掘るか」「臭いに反応するか」「サイズは十分か」を確認することから始めてみてください。
次のステップとして、トイレと合わせて砂の種類も見直してみましょう。砂選びで迷っている方は猫のトイレ砂徹底比較|鉱物系・紙系・おから系どれがいい?をぜひ参考にしてみてください。猫ちゃんが「ここが一番好き!」と思えるトイレ環境を整えてあげましょう。

